茅ヶ崎市は、自転車などの交差点事故を減らそうと、市内の交差点で社会実験を行っている。センサーライトを活用し、通行者を照らして注意を喚起するもので、市担当者によると、全国でも珍しい事例だという。
社会実験の場所は、本村5丁目付近の住宅街にある。交差点の四隅に、感知範囲に通行者が入るとライトが点灯する装置を設置。交差点に近づいた人や自転車、車をライトで照らして注意喚起し、通行者に交差点の存在を知らせる。
プロポーザル方式で選定されたコンサルティング会社「日本能率協会総合研究所」が、実験を支援する。委託料は303万6千円。
交差点事故の中でも特に多いのが自転車。社会実験の背景には、茅ヶ崎の自転車利用割合の高さがある。「第5回東京都市圏パーソントリップ調査結果」によると、県平均が12・8%だったのに対し、茅ヶ崎は23%で県内で最も高かった。
市では「第2次ちがさき自転車プラン」を策定し、自転車利用について啓発すると共に自転車走行レーンの整備を進めていたが、目標距離15Kmだったのに対して中間報告で7Kmほどだったことから、市都市政策課を中心に新たな施策を考えていた。
今回の施策の場所は、市内で過去5年間に起きた交差点事故発生箇所の中から特に多かった西久保や共恵1丁目など6カ所を抽出。この中から実験効果を得やすいと見込まれる今回の交差点1カ所で実験している。
市は、1月14日にセンサーライトを設置。1月24日まで実験した上で、通行者の通行速度の変化やライトの点滅方法で効果の出やすい喚起方法などを検証するという。
調査結果は今年3月末までに市ホームページなどで公開される予定。
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