茅ヶ崎市は一律10万円を支給する特別定額給付金のオンライン受付を、5月11日から始めている。25日現在、約1万3000件の申請があるが、1件ずつ照合する必要性から支給に時間がかかっている状況だ。5月末までに各家庭へ発送される郵送申請を前に、市は担当職員を増員し、体制強化を進める。
給付金の申請方法は、市から郵送された申請書に記入し返送する「郵送申請」、マイナンバーを使ってパソコンやスマホから申請する「オンライン申請」、ウェブサイトから申請書をダウンロードし郵送する「ダウンロード申請」の3種類。このうち「オンライン申請」と「ダウンロード申請」は11日から受付開始した(ダウンロード申請は20日に受付終了)。
申請不備も多数
オンライン申請では、申し込み時の不備や重複申請が目立つ状況だ。
今回の給付金が配布されるのは、住民票登録上の世帯ごと。しかし二世帯同居など、一緒に住んでいる異なる世帯の分もあわせて申請してしまうケースが見られる。
郵送申請の場合は世帯全員の名前が入った書類が世帯主宛に届くが、オンライン申請は自ら家族の名前を入力する必要があり、誤入力が増える要因となっている。
パソコンやスマホ操作に長けた息子や娘に申請を任せたところ、世帯主ではないマイナンバーカードで申請したため不備となる場合も。「正しく申請できたかどうかわからない」という不安から3回、4回と重複申請するケースも見られた。
早い人には振込が始まっているが、不備や重複も含めて1件ずつ手作業で確認をしており時間がかかっている状況だ。
郵送申請は、5月末までに約10万6000世帯に対して申請書の発送が行われ、6月以降はさらに業務量が増えることが見込まれる。市担当者は「皆様に大変ご迷惑をおかけしている。担当職員を増員するなどして対応にあたる」としている。
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