「♪コロナ 君の名は 美しい 光の輪の形」
穏やかなギターの調べとともに、優しく包み込むような声で歌うのは、柳島在住のシンガー・瀬知容子さん=人物風土記で紹介=だ。ユーチューブに投稿した曲のタイトルは「コロナ〜ひかりのわ〜」。光の環や王冠を意味する「コロナ」という名前の人がいることを、知ってもらおうという思いが込められている。
友人の息子へ思い込める
曲が生まれたきっかけは、友人の息子でメキシコ人の祖母がいる小学2年生の光冠(コロナ)くん。新型コロナウイルスに関する連日の報道を嫌がっていると知った瀬知さんは3月上旬、SNS上で「『コビット―19』(正式名称)もしくは新型肺炎、新型ウイルス等と呼んで欲しい」と投稿した。
「外で自分の子どもの名前を呼ぶのもためらわれるなんて…親友と光冠のことを考えると涙が出てきた」と話す。思いに共感したアコーディオン奏者の新井武人さんが作詞作曲し、楽譜を公開。瀬知さんはもちろん、多くのミュージシャンが演奏の輪を広げていった。
新型ウイルスが”コロナ”という名称で定着している現状について「なかなか変えるのは難しいと思う」と瀬知さん。「そんな中でも、この素敵な名前のために歌った人がたくさんいたという痕跡を残すことができれば」。動画はユーチューブ(【URL】https://youtu.be/m4toz9A9hSU)。
|
|
<PR>
茅ヶ崎・寒川版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>