国指定登録有形文化財の茅ヶ崎館で7月27日、非営利活動法人として新たなスタートを切った「茅ヶ崎の文化景観を育む会」(山口洋一郎理事長)の総会が開催され、同会メンバー、友の会会員や来賓など約20人が参加した。山口理事長は「今年の6月5日に登記が完了し、NPO法人となった。これまでの活動をさらに力強いものとし、茅ヶ崎の別荘文化、建築の保存、利活用を進めたい」とあいさつ。
会では神戸幸男さんを議長に選出、2019年度の法人設立前活動報告、決算や監査報告が行われ、満場一致で承認された。また、同会の活動を周知するためのホームページ(【URL】https://bunka-keikan.com)が完成し、当日披露された。
今年度、茅ヶ崎美術館と連携した情報の発信、音楽文化の情報発信への協力などを予定。まちづくり実践事業では、速水御舟・今村紫紅アトリエの移築保存を目指し、移築場所や資金調達、移築後の保存運用についての調査研究を実施し、市と連携した事業計画の作成などを行う。この他、国内各地のまちづくり実践事業の視察、まちづくりに関する相談事業の構築など多彩な活動を計画している。
同会は茅ヶ崎の歴史的、文化的価値があると認められる建造物や場所への地域の文化や環境に与える影響等を考察、検証などを目的に2007年に結成。歴史ある建造物などの所有者への相談システム構築などの研究・実践でまちづくりに寄与することを目的に活動を行っている。
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