エアロビック全国大会「スズキジャパンカップ2020」で優勝した 上田 真穂さん 藤沢市在住 28歳
自分を好きになっていく
○…市内ひばりが丘のエアロビックチーム「アステム湘南VIGORO(ヴィグラ)US(ス)」に所属し、選手であると同時に若手を指導する。今年7月には地元東京都品川区のエアロビック連盟アンバサダーに就任した。目指すは”社会とつながりを持てるアスリート”。「夢と希望を与えられるような演技を見せられたら」
○…全日本チャンピオンの母のもと、物心ついた頃からエアロビックを教わっていた。中学の時、憧れの選手がいるヴィグラスへ。品川から茅ヶ崎まで2時間弱。週に6回、1日5時間を練習に費やす。だが、大会で入賞するより、「この練習場に来ること自体が好きだった」。転機は大学の学生選手権での4連覇。「私というよりエアロビックが認められた気がした」。勝ちへのこだわりが湧いてきた。
○…日体大の大学院で指導論を研究し、湘南工科大の非常勤講師に。プロがないエアロビックでは大学で辞める人も多い。「でも私、遅咲きなんです」とにっこり。それまで2、3位だった全国大会で昨年は5位。演技が終わった瞬間、次の大会の優勝を誓った。「年齢なんて関係ない」という信念のもと、今年、28歳にして念願の個人優勝を果たした。
○…チームでは頼れる姉貴分で、バリバリの戦略家。今大会ではコロナ下でも外部の人に競技を知ってもらおうとチームのインスタグラムを立ち上げた。国際大会の渡航費は持ち出しだが、それを支援してもらうためのクラウドファンディングも企画している。仕事と趣味の垣根はなく、休日は海沿いのカフェで今後の目標を書き連ねた”ドリームノート”で将来設計も。「エアロビックは自分のことを好きになれるスポーツ。一人でも多くの人に魅力を知ってもらいたい」
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