年明けから解体される浜見平団地の給水塔が、1月6日(水)まで毎日ライトアップされている。時間は午後5時から9時。
企画したのは、解体工事を請け負う岩田地崎建設(株)。給水塔が長年地域に愛されてきたことを知った同社が、思い出に残してもらおうと考案した。12月15日に実施された点灯式には、工事関係者や浜見平団地自治会の関係者らが参加。点灯すると、プロジェクターにより雪の結晶などのデザインが映された。
地域のシンボル
給水塔は1960年代の団地造成以来、団地内に十分な水圧で水を供給する役割を担ってきた。しかし2000年代以降は団地建て替えを含めたまちづくりが進み、新たな建物には増圧ポンプが設置され、その役割を終えることとなった。年明けから着工し、5月ごろには姿を消す予定だ。
「迷子になったら給水塔を目指して帰ってきて」とは、周辺に住む親子の合言葉。浜見平団地自治会の奥山茂事務局長(79)は「50年近く親しんできた。最後にこのような企画をしてもらえて感無量」と話した。
元日は0時から30分間の点灯も予定している。
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