茅ケ崎北陵高校(田岡芳和校長)が5月10日、ビデオ会議アプリ「グーグル・ミート」を活用した全校一斉のオンライン授業を実施した。4月下旬から新型コロナ変異種の拡大が懸念されている中、万が一の休校などに備え、オンライン授業の課題や改良点を見出そうと各県立高校が試験的に行っている。
教諭はパソコンの画面、多くの生徒はスマートフォンを利用。1時間目のロングホームルームに続き、2時間目は各教科の授業を行った。通信は双方向で、教諭からはクラス全員の顔が見えるようになっている。生徒は挙手をしたりコメントを打ち込むことで、能動的な授業参加が可能だ。
通信は概ね良好だったようで、授業を受けた女子生徒(1年)は「スマホの画面収録機能を使えば、復習として見直すことができるのが便利。環境が自宅に変わっても、授業の内容は大切なことばかりなので、いかにだらけずに集中できるかが大事だと思う」と振り返った。
同校によると今回の授業実施によって「画面を通した黒板の見せ方」など改善点が見えてきたという。田岡校長は「新型コロナへの備えに限らず、普段の授業でもより良い学びにつなげられるよう、効果的な使い方を模索していきたい」と展望を話した。
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