2年ぶりに開設されたサザンビーチちがさき海水浴場が、8月7日から「休場」となった。新型コロナウイルスの感染者数が急増し、国による緊急事態宣言発出を受けたもの。休場期間は「宣言終了まで」としているが、今年度の再開場は事実上難しい状況だ。
海水浴場の開設者である茅ヶ崎市と、運営を受託する茅ヶ崎市観光協会が8月5日、発表した。
この決定で海の家は終日休業となり、飲食の提供や更衣室、シャワーの利用ができなくなったほか、サザンビーチちがさき海水浴場駐車場も終日封鎖となっている。
また、簡易トイレの利用もできなくなり、観光協会が行っていたツイッター等による混雑状況の発信も休止した。
事故に備えて、ライフセーバーや警備員の配置と監視活動などは継続するが、市と観光協会では「海水浴目的の海岸利用は控えてほしい」と呼びかける。
再びがまんの夏に
同海水浴場は7月17日、例年より約2週間遅く海開きを迎えた。今年の開設にあたっては県のガイドラインも踏まえた感染対策のルールを設定。当初から砂浜での飲酒やバーベキュー、花火、音響機器の使用を禁止していた。
さらに茅ヶ崎市が「まん延防止等重点措置」の対象地域となった7月22日以降は、海の家での酒類の提供を終日中止としていた。
市産業振興課では「対策をとって開設しただけに残念だが、ここまでの感染者急増は予想できずやむ得ないと考えている。市民の皆さんにとっては再びがまんの夏となってしまったが、来年に向けて協力をお願いしたい」と話した。
近隣の海水浴場では平塚市や逗子市、葉山町が閉鎖や休場を決定したほか、藤沢市の片瀬西浜・鵠沼海水浴場では、海の家の営業終了時間を午後8時から5時に繰り上げることを決めた。(8月6日起稿)
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