2021年1月1日から12月31日までの火災、救急出動状況が1月4日、茅ヶ崎市消防本部から発表され、火災が38件(前年比2件減)、救急出動が1万1350件(同905件増)となることが分かった。
火災発生状況
21年の火災件数は、5年ぶりに40件を下回る38件、このうち建物火災が28件、車両火災4件、枯草による延焼や農具置き場からの出火など、その他の出火は6件。
主な原因はたばこ、コンロがそれぞれ5件、電気関係が4件。負傷者は前年比3人増の14人だったが、死者数は昨年に続きゼロだった。
昨年末の12月28日にJR茅ケ崎駅北口の飲食店で正午過ぎに発生した火災では駅周辺の交通規制が行われ、約3時間半後に消し止められた。鍋の油に火が燃え移ったことが原因で、当時は客はおらず、けが人はなかった。
消防総務課では「火災による死者数を減らすため、住宅用火災報知器をはじめ、消防用設備の適切な設置・維持管理に努め、火災予防の普及啓発に取り組む」としている。
救急出動件数
前年比905件増の1万1350件となった救急出動件数。月平均では946件、1日の出動件数は前年から2件増の31件となった。同課では「背景には高齢化などの要因もあるが、緊急事態宣言解除に伴う外出の増加、感染拡大第5波による救急搬送の増加などによる」としている。
救急搬送者は1万753人(前年比944人増)。内訳は入院を必要としない軽症者が前年の4125人から4028人となり、全体の約39%を占めた。65歳以上の高齢者の救急搬送は前年から492人増の6876人。
また、新型コロナウイルス感染症陽性者の搬送者数は7月下旬から9月中旬にかけて急増し、前年の33人から120人増の153人となった。同課では、臨時に救急隊を増設するなど救急体制を強化して対応にあたったという。
同課では「引き続き救急車の適正利用の周知と、『事故を未然に防ぐ、予防救急』に取り組む」とした。
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