新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。1月21日から2月13日まで、神奈川県内全域が「まん延防止等重点措置」の対象区域となり、飲食店に対する時短営業の要請や酒類提供の停止等が要請された。茅ヶ崎市は20日、まん延防止にかかわる新たな取り組み方針を発表し、市主催事業について中止や延期を検討するよう、指示した。
1週間713人判明
茅ヶ崎市保健所(茅ヶ崎市、寒川町)管内では1月18日から24日までに、713人の新型コロナウイルス感染者が確認された。
内訳は茅ヶ崎市内が619人、寒川町内80人、管外(茅ヶ崎市保健所管内で検査を実施)が14人。年代別では10歳未満が84人、10代が154人、20代174人、30代86人、40代が107人、50代が52人、60代25人、70代と80代がそれぞれ14人、90代以上が3人だった。このうち中等症が5人、軽症が686人、無症状が22人で重症者はいなかった。
陽性者との接触による感染が335人で、このうち185人が家庭内からの感染。感染経路不明は378人だった。
2020年3月からの新型コロナウイルス感染者数は、茅ヶ崎市内が4015人、寒川町内が703人、管外が228人で、合計4946人となっている。
施設「一律制限せず」
市が20日に発表した今後の方針では、公共施設の開館時間については「個々の施設の実情に応じて利用制限を設けるなど、感染防止対策を徹底したうえで運営を行う」として、一律の時間短縮をしないこととした。
修学旅行中止に
市内小中学校では児童・生徒に感染が判明したり、体調不良の人が一定数いたとして、1月12日以降、合計24クラスが学級閉鎖に、市立小学校で1学年が学年閉鎖になった。
また、24日には全市立中学校3年生の修学旅行中止を発表した。
本来は昨年5〜6月に実施する予定だったが、2度にわたって延期に。さらに2月22日以降としていた日程では、県立高校の追検査の日程に重なったり、直後になることが判明したため。
相談1日100件超
茅ヶ崎市保健所コロナ受診相談センターへの相談件数も急増している。
昨年末は1日10件程度だったが、成人の日前後を境に100件を上回る日が連日続いている。
内容は発生状況や「体調が悪いがどの医療機関を受診するべきか」「自分は濃厚接触に当たるのではないか」など。
市は発熱や咳など、新型コロナに関連する症状が疑われる場合はまずかかりつけ医に相談し、かかりつけ医が受診出来ない場合などには同センター(【電話】0467・55・5395)への連絡を呼びかけている。
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