茅ヶ崎市では今日4月1日から、ごみ有料化が始まった。市は情報発信に力を入れるが、担当課には排出方法などに関する問い合わせが3月から徐々に増えたという。また、販売が始まった指定収集袋は一部品薄になる店舗があったほか、3月中の燃えないごみが通常の約5倍になった日があるなど、市民の間では混乱が見られた。
ごみ有料化は、2033年に焼却処理施設の設備機器が耐用年数を過ぎることや、焼却灰を埋め立ててきた堤十二天一般廃棄物最終処分場が使用期限を迎えることから、ごみの減量を目的に実施されるもの。34年には17年度と比べて家庭系ごみ25%減、事業系50%減を目標としている。
今日までに市は情報発信に力を入れてきた。市資源循環課は昨秋以降、市民向けの説明会を135自治会から希望のあった自治会で開いているほか、事業者や民生委員などに向けても開催した。
市環境事業センターはツイッターアカウント(@Kankyou_jigyou)を開設し、正しい排出方法や有料化などについて投稿を続ける。市ホームページでは3月17日から始まった「AIチャットボット」でも有料化に関する情報が確認できる。
それでも3月に入ると徐々に市民から問い合わせが増えるようになったという。
収集袋売り切れも
3月1日には指定収集袋の販売も始まった。ただ一部では袋が品薄になる店舗も。有料化直前の3月26日、南湖にあるスーパーイヌヰを訪れると、10リットルと20リットルの袋が売り切れに。店長の熊澤孝浩さんは「仕入れ値が高い一方で需要がまだ読めないため、一部売り切れが出てしまうこともある」と話す。
決済方法は店舗によってさまざま。キャッシュレス決済ができても袋購入分のポイントがつかない店舗や、電子マネーなどキャッシュレス決済の端末とレジが連動していないこと、非課税商品であることから、現金で購入しなければいけないケースもあるという。
駆け込み急増
茅ヶ崎市環境事業センターによると、有料化を前に駆け込みでのごみ排出が急増した。
3月は燃えないごみが通常の約5倍になった日もあったほか、大型ごみに関する問い合わせも電話が殺到した日があったという。
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