茅ヶ崎市は5月12日、4月1日時点の保育園待機児童数が22人だったと発表した。
市は、2015年と16年に県内ワーストを記録したことを受け、16年秋に「新たな待機児童解消対策」を策定し、施設整備や保育士確保に取り組んできた。20年には待機児童ゼロを達成。昨年も1人だったが、再び増加に転じた。
また、希望の保育園などに入れなかった保留児童数は、前年比98人増となる250人だった。
市によれば、17年4月1日時点で32・3%だった保育の需要率は、21年に42・3%、22年には44・8%となり、5年で12ポイント上昇した。入所申請者数も毎年最多を更新している。
市は「今年は例年に比べ、申請者数に対して実際の入園者数が少なかったため、待機児童数と保留児童数が増加した。定員に満たない施設でも、保育士不足で受け入れが難しいケースがあったほか、保護者のニーズと施設とのマッチングができなかった」と話す。
今後は就職相談会の回数や開催方法を見直すなどして、保育士確保に注力する方針。就職奨励金や宿舎借り上げ支援事業も継続するという。
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