8月18日(木)から福島県で行われる全日本中学校陸上競技選手権大会に茅ヶ崎市内から浜須賀中3年の小沼虎白(こあ)さんが男子共通800mで、中島中の大滝航さんが男子2年100mで出場する。2人は7月の県予選会で好記録を残し、全国への切符をつかんだ。
小沼虎白(こあ)さん
小沼さんは7月2日と3日に横浜市で実施された第35回神奈川県中学校選抜陸上競技大会で、男子共通800mに出場し1分59秒71で2位に。全国大会標準記録の2分0秒50も突破し、全国行きを決めた。
これまでのベストタイムが2分4秒台だったことから、4秒以上縮めた。「周りが速かったので影響されたことと、前日までの練習が良かった。標準記録を切れるとは思っていなかったので驚いた」と振り返った。
小沼さんは小学1年生の時に地域の陸上教室で陸上を始めた。当初は短距離中心だったが、「マラソンなど長距離も得意だった」と中学入学後は長距離に転向。他の種目を練習していたが、「3000mなどと比べて800mは早く走り終えてしまう気がしたが、勝負すべきところは競い合わないといけない種目。これで大会に出てみたい」と2年生になって800mにも出場するようになった。
コロナ禍で練習できなかった時には高校で活躍する先輩に誘われ、自主練習に取り組んだ。「周りはこんなに練習している。自分は全然及ばないと思い知らされた」と以降はテスト期間や大会の調整期間で出された課題にもコツコツ取り組むように。最近は筋力トレーニングで体幹を強化する。
全国大会では「1分57秒を切って56秒台で入賞したい」と意気込む。
大滝航さん
大滝さんは県選抜大会の予選で11秒11をマークして標準記録11秒20を突破し、全国大会出場を決めた。決勝では11秒19で2位に。さらに7月18日と21日に平塚市で開催された第68回全日本中学校通信陸上競技神奈川県大会で11秒07を記録し2位に。僅差0・03秒の1位の選手と共に大会新記録をたたき出した。「うれしかったけれど1位を取りたかった」と話す。
小学生時代にリレーの選手に選ばれたり、学年1位のタイムを出したりしたこともあり、「足に自信があった」。小学6年生の時に、ちがさきリトルに所属。中学では「基本の動きや体幹などの軸、フォームを教わってタイムがのびていった」と振り返る。
「予選ではうまくいっても決勝では緊張してしまう」という大滝さんは「他の人より早めにスタート地点へ行ってじっくり準備する」といい、ルーティンで気持ちを落ち着かせている。
ストライドの長さを生かした走りが特長。一方で「スタートで出遅れてしまうのが課題」という。
全国大会では「良いスタートをして、得意な後半で頑張って、決勝に残りたい」と決意を新たにした。
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