園児たちを笑顔にする、バスに採用されたカラフルなウサギのイラスト＝９月、湘南幼児学園
湘南幼児学園（汐見台・田中重徳社長）のバス「うさぎ号」に障害者アーティストが描いたイラストがこのほど採用され、好評を博している。
ユニークな発想と色使いが園児に人気のこのイラスト。「Ｓｈｉｎ」の名前で活動するアーティストの秋本慎ノ介さん（21）が手がけた。
Ｓｈｉｎさんは自閉症があるものの、水彩絵具を使って独自の色彩を表現して数々の作品を生み出しており、イラストがバスに採用されたことも喜んでいるという。
同園を運営する田中社長は自閉症、知的障害、ダウン症の作家たちの活動を支援する事業者を知人から紹介された際、Ｓｈｉｎさんの作品に感銘を受けたことからバスへの採用を決めた。園内には他にも、Ｓｈｉｎさんが描いた色鮮やかな作品４点が展示されている。
田中社長は「子どもたちに楽しんでもらうことはもちろん、子育てに悩む保護者の皆さんには、Ｓｈｉｎさんの作品を通じて、子どもには大きな可能性があることを知ってもらえたら」と話している。
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