黒板をキャンバスにした絵画の全国コンテスト「黒板アート甲子園」の結果発表が10月12日にあり、白板の部で県立茅ケ崎高校美術部員の作品が入賞に選ばれた。
「クジラはイカを食べるらしい」と題する作品は、1年生12人の合作。大小6枚のホワイトボードを組み合わせ、深海に生息するダイオウイカを食べるクジラの姿を描いた。迫力と立体感を出すために複数の白板を使うことを栁川紀海(のあ)さんが提案。高山花凛さんが下絵を担当した。
部員たちは夏休みを中心に、9月の文化祭で発表する各自の作品制作と並行して応募作を約1カ月間で仕上げた。マーカーで描いた部分を上からなぞると消えてしまうことに初めは苦労したが、逆にそれを利用して描写する工夫をしたという。審査では「クジラのダイナミックさが伝わってきた」と評価された。
「みんなで協力し、頑張ったかいがある。来年もチャレンジしたい」とリーダーの福島歌江(かえ)さん。同部顧問の森村早弥香教諭は「役割を分担して作品を完成させ、受賞できたことは立派」と教え子を称えた。
同大会は黒板メーカーの日学が中高生を対象に主催。第7回目の今年は、黒板アート高校生の部に124点、白板の部に6点が寄せられた。
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