10月30日の茅ヶ崎市長選挙と同時に、小学生から17歳までの子どもたちを「有権者」とするこども選挙が開催された。市内11カ所に投票所が設けられたほかウェブでも投票を受け付け、合わせて566人が投票。関係者は「子どもたちが政治を身近に感じるとともに、その声がより政治にも届きやすくなる、きっかけにもなれば」と話す。
当日はブランチ茅ヶ崎や茅ヶ崎ショッピングセンターなどに投票所が設置され、午前10時の投票開始とともに子どもたちが集まり始めた。
会場の記入台や投票箱は、選挙管理委員会から借りた実物。訪れた子どもたちは、真剣な表情で用紙に記入していった。
投票は午後3時に締切。その後の開票作業も本当の選挙と同様の手順で進められ、この時点で399票が投じられたことが判明した。さらにネット投票(167票)と合わせて566人が投票した=開票結果は上表の通り。
保護者で実行委員の1人は「2カ月間で子どもたちは驚くほど成長しました。これからも地域全体で子どもたちの成長と社会参加をサポートし、協働できる地域づくりを目指したい」と話す。
投票用紙とともに寄せられた、子どもから候補者へのメッセージは今後、直接または郵送などで届けられるという。
「子どもたちが政治を身近に考える機会を」と市内在住の有志によるプロジェクトがスタートしたのは今年6月。9月以降は公募による児童・生徒15人の「こども選挙委員」が、自主的に民主主義やまちの課題について学んだ。
また、立候補予定者に質問を投げかけ、回答する様子をビデオ収録してホームページで公開するなど、様々な活動を続けてきた。
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