藤沢市などが進めてきた江の島サムエル・コッキング苑の改修事業が完了し11月16日、リニューアルオープンした。同市では観光客の回遊や滞在を促し、周辺地域への経済波及効果を狙う。
今回の工事では藤沢市の姉妹都市、長野県松本市の観光PR施設「松本館」を、同市のリンゴを使ったアップルパイなどを販売する専門店に刷新。工区周辺を藤沢の「海」と松本の「山」にちなんで「UMIYAMA PLAZA」と命名し、同館も同市との交流を深める場として名称を「海山堂」と改める。
新設した展示体験施設「海山ギャラリー」(高さ5m、延べ床面積99平方メートル)では植物園にちなんだワークショップや、湘南ゆかりのアーティストによる作品を展示。周辺にはウッドデッキも整備し、ベンチも設けた。
同苑では10月から日中(午前9時〜午後5時)の入場料を無料(午後5時以降は大人500円、子ども250円)に。11月23日からは関東三大イルミネーションに選ばれる「湘南の宝石」が始まった。
エスカーも一新
また江島神社参道と頂上部を結ぶ「江の島エスカー」が新たな装いに。「江の島ルミナスウェイ」と名付けた光と映像が第1区37mのトンネル内を演出。海の中をクラゲやクジラが泳ぎ、夕方や夜など時間に応じて演出が変わる。
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