連載Vol.10 世界が切り替わる魔法の言葉
鍼灸師・カウンセラーの鈴木友紀子さんによる、人生を大きく変えた一言や救われた一言、それにまつわるエピソードと「言葉の持つ力」について紹介する連載コラムです。
トラウマを克服した一言「DNAは想いで書き換えられる」
「家は心臓系で」「母がリウマチだから、私もきっと」といった話を耳にします。確かに遺伝は抗えず、気づくと親や親戚と仕草や趣味嗜好が似てくるものです。
我が家は、父方母方ともにメンタルを痛めやすい家系だったので、私自身も敏感で神経質な所がありました。20代にはプレッシャーから過呼吸になり、長い間トラウマに苦しんでいました。けれど、ある言葉に出会い、世界が切り替わりました。
「DNAは強い想いで書き換えられる」
同じDNAの双子でも、環境や考え方で病の発症に違いがあるのだそう。だったら書き換えてみせる!と取り憑かれたように本を読み漁りました。
学べば学ぶほど奥が深く、日々勉強ですが、自分のメンタルとの付き合い方は上手くなったように思います。症状に振り回されている時は途方に暮れるばかりでしたが、仕組みを理解する事で対処法が見えてきます。
メンタルは人柄でもあり、症状と戦うと、自分自身と戦うことになってしまいます。これはどの病にも言える事ですが、何がその病のスイッチを押しているのかを見つめていくことがとても大切です。
DNAには強い部分と弱い部分があります。弱い部分を労わりながら強い部分を最大限引き出して、何万年続く命のバトンを次世代に手渡していきたいものです。
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