医療法人社団康心会が運営する茅ヶ崎中央病院(今田敏夫院長)の新棟が、昨年12月に完成した。急性期を脱しても、引き続き病院での療養が必要な患者を受け入れる回復期リハビリテーション病棟などのベッド数計224床を擁し、1月上旬から2号館として順次オープンする。
病院本館の北側、市役所前広場の東隣に建てられた新棟は、地上5階・地下1階建て。地下には駐車場を整備した。
2階と3階に各フロア60床・計120床の障害者病棟があり、腹膜透析、通院透析のショートステイを含めて人工透析治療を必要とする人や重度の肢体不自由者、神経難病を抱える患者などが入院する。療養が長期間に及ぶ場合は、歩行や食事、着替えなどの日常生活動作を維持できるよう、医師の指導のもとでリハビリを受けることができる。
1年365日通じて社会復帰を支援
4階と5階は回復期リハビリ病棟で、計100床を用意。脳血管疾患や脊髄損傷、高次脳機能障害、大腿骨骨折などの患者が対象となる。疾患別に定められている60日から最大180日までの入院日数で集中的なリハビリを行い、患者の在宅復帰や社会復帰をサポートしていく。
茅ケ崎駅至近の立地に建つ同病院は1978年開院。大規模災害に備え、耐震化などを図る建て替え工事を進めてきた。2020年4月のリニューアルに伴い、がんを早期発見するためのPET―CTや高精度な放射線治療が可能なサイバーナイフなどの最新医療機器を導入した。24時間365日対応の救急センターもあり、健康診断から高度な専門医療まで幅広く地域医療を担う。
新棟の開設によって本館と合わせた総ベッド数は合計324床となる。同病院では「回復期のリハビリにおいてもさまざまな疾患に対応できる体制を整えている。介護サービスなどとも連携し、入院患者が社会の構成員として家庭や地域へ戻れるよう力を尽くしていきたい」と話す。
問い合わせは同病院【電話】0467・86・6530(代表)。
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