茅ヶ崎市消防本部は1月4日、2022年1月1日から12月31日までの火災・救急出動状況を発表した。昨年4月1日に寒川町との広域化が運用を開始したことや新型コロナウイルス「第7波」の影響もあり、火災・救急件数ともに大幅に増加する結果となった。
火災前年比30件増
22年の火災件数は前年比30件増となる68件。地域別では茅ヶ崎市が59件、寒川町が9件だった。死者は4人、負傷者は12人。死傷者のうち5人を65歳以上の高齢者が占める。
出火原因の1位は放火・放火の疑いで12件、電気関係6件、こんろ4件が続く。
コロナ搬送572人増
昨年の救急出動は1万6033件で、前年に比べて4683件増となった。広域化で寒川町での出動が加わったことに加え、7月上旬から9月下旬にかけて「第7波」と呼ばれる新型コロナウイルスの感染拡大が続いたこと、熱中症患者の増加も影響した。
救急搬送者は1万5158人(前年比4405人増)。入院を必要としない軽症者が6658人で全体の約44%を占めており市消防本部では「救急車の適正利用について普及啓発に取り組みたい」とする。
また、新型コロナウイルス感染症陽性者の搬送者数は前年の153人から527人増となる680人となった。
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