茅ヶ崎市は、安心して出産・育児ができる環境を整えることを目的とした「いとしのベビー出産・子育て応援金」の支給を始める。妊娠を届け出た妊婦1人に5万円、生まれた子ども1人に5万円をそれぞれ支給する。市は「出費の多い妊娠、出産時に活用してもらうとともに、悩みを相談する機会作りにもなれば」と話す。
この事業は、国が出産・子育て環境の整備を目的に「出産・子育て応援交付金」の支給を決めたことから、実施されるもの。
茅ヶ崎市は、昨年末に開催された市議会定例会にシステム改修費用など関連経費も含めて約1億9900万円を盛り込んだ補正予算案を提案し、可決されていた。
名称は「子育てを通して市への親しみ、愛着をもってほしい」と決定したという。
支給の対象となるのは2022年4月以降に妊娠届出をした妊婦と生まれた子どもの養育者。「出産応援金」として妊娠届出後に妊婦1人につき5万円が、「子育て応援金」として生まれた子ども1人につき5万円が給付される。
いずれも母子健康手帳を交付する際や出生届後に市が行っている家庭訪問の際などに申請書類を手渡す仕組みで、相談事業と組み合わせることで、ニーズに沿った支援を行うことも目指す。
事業開始日は2月1日。22年4月から23年1月に生まれた子どもや届出を提出した妊婦に対しては、市から個別通知の発送が始まっており、申請後、3月以降に順次振り込まれる。また2月以降に妊娠、出生の届出を出した場合は相談事業の際に申請書類が手渡される(表参照)。
市健康増進課は「コロナ禍もあり周囲とのつながりが希薄になっている人も多い。給付をきっかけに妊娠や出産、子育てに関する悩みを気軽に相談してもらえたら」と話している。
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