梅田小学校学区の「学校指定通学路」を在校児童、新入生、その家族に周知し安全な登下校につなげようと、同校PTA校外委員会(委員73人)がこのほど、「通学路マップ」を企画・作成し、配布を行った。
マップは同委員会の鈴木麻由美さん、竹内奈穂さん、梅田美枝さんが中心となって作成。学校指定の5つのコースが色分けして表示されているほか、コース上の危険箇所や道路を横断する際は必ず横断歩道を渡るといった登下校時の約束事などを明記。そのほか、デザインを地元業者に委託し、児童たちの目に留まるようイラストなども盛り込んでいる。校内に掲示されたマップを見た児童からは「かわいくてわかりやすい」と反応も上々だという。
背景に「あいまいさ」
マップが作成された背景には、あいまいだった通学路を見直し、児童はもとより、家族全体で共通認識を持つ必要性があった。緊急時などで引き取りがあった際、児童と保護者の間に通学路の認識のズレが生じれば、すれ違いを招く恐れがあったからだ。
加えて通学路を知る機会になっていた、地域で班をつくり登校する「班登校」がコロナや、個人情報保護の観点で実施できなくなっていたため、新年度を前に改善を求める声が上がっていた。
こうした状況を受けて同委員会は、指定通学路を整理するため、学校側と協議。了承を得た上で昨年12月にマップを完成させた。今後は、入学式までに梅田学区青少年育成推進協議会や茅ヶ崎地区まちぢから協議会などの協力を得て、自治会掲示板などでも周知に努めていく方針。
鈴木さんは「子どもたちには事故がなく学校に通えるようマップを活用してほしい。また、地域の皆さんには、通勤、通学時に児童を温かく見守ってほしい」と話している。
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