モクセイ科の絶滅危惧種・ヒトツバタゴが成就院(甘沼493)で開花し、多くの参拝客を呼んでいる。
毎年、春の終わりに白い花を咲かせる落葉樹。その姿が季節外れの積雪にも見えることから人々の驚きを呼び、「ナンジャモンジャの木」という通称も持つ。国内では自生地が限られている種で、同院では2003年に元東京大学総長・茅誠司さんの邸宅から植樹された。里山の自然に囲まれ、四季折々・多種多様な花木があり「花のお寺」として知られることから鳴海善通住職に託されたという。
幼い頃より植物好きな鳴海住職は、10年前にこの樹を株分け。同じく植物に造詣深い、同院の墓地管理などを行う沼上憲雄さんと協力し育て、2年ほど前に若木も花を咲かせるようになった。
カメラで花を撮影していた40代の男性は「生で花を見るのは初めて。見事の一言」と笑顔で話した。同院によると、花は4月末頃まで楽しめる予定という。
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