「NPO法人茅ヶ崎海岸づくり推進機構」は、市が2007年に策定した「茅ヶ崎海岸グランドプラン」を土台に、茅ヶ崎海岸の環境再生と景観の修復を主体とした事業活動を行っている。
同プランは、「海岸を貴重な公共空間として維持、活用していく」ことを目的に策定された。
同団体は12年に発足。プランの推進事業計画に示された「海岸の自然環境を取り戻し、景観に配慮し、環境に負荷をかけない海岸づくり」と「自然環境再生・景観の修復、ふれあう・安らぐ・楽しむ、地域文化の伝承」という理念に基づき活動し、サザンビーチの環境、景観づくりを目的に市民や関連団体と共に正月の凧揚げ大会を行ったり、シンポジウムを開催してきた。
加えて、アンケートを通じて市民の要望を市に伝え、漁港駐車場やトイレの設置につなげたほか、海岸付近の植生の促進、木柵の設置などを担っている。
昨年は、サザンビーチ付近の景観美化キャンペーンの一環で海岸清掃イベント「クリーン&グリーン」を実施。絵画コンテストのほか、会場にはキッチンカーも出店し盛り上がりを見せた。
プラン実現へ注力
今後の活動については「市民、地権者、行政と三位一体で作り上げたグランドプランの実現に向けて一層事業を推進していく」とし、具体的には「自然環境保全型の自然海浜公園の整備」「(漁港駐車場に隣接する)お祭り広場の修復・修景」「海浜植生の復元」「地区内の公共空間の確保と緑地整備」に取り組んでいく方針だ。
5月の理事会で3代目理事長に就任した金子和さん=人物風土記で紹介=は「多様性、汎用性を兼ね備えた茅ヶ崎の海のルールも整備して、しっかり運用されるようにしていきたい」と話した。
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