サザンが10年ぶりに茅ヶ崎に帰ってくる―。サザンオールスターズのリーダー桑田佳祐さんが6月24日深夜、ラジオで茅ヶ崎でのライブ開催を発表した。同日には茅ヶ崎商工会議所青年部の企画で、デビュー45周年を祝う人文字を作成。地元ではさっそく期待の声が広がっている。
人文字の作成は桑田さんの母校・茅ヶ崎小で行われた。5年前、10年前に続くもので、当日は「私たちが朝5時30分頃に現地入りした際には、すでに並んでいる人がいた」(青年部メンバー)というほど、全国から熱心なファンが集まった。約700人で、「サザン SAS45 おめでとう」の文字を完成させると「45周年おめでとう」のかけ声とともに、ドローンで撮影した。
参加者の多くはオフィシャルタオルやTシャツ、以前の茅ヶ崎ライブの半纏、中には手製の衣装など、思い思いのグッズを身に付けており、撮影後には記念品が配布された。市内松林から訪れた「デビュー以来のファン」という男性は「前回は参加できなかったのでリベンジできた」とうれしそうに話し、横浜や東京など各地から集まった「私設応援団」は「桑田さんに届いてほしい」と思いを語った。青年部の関谷達朗会長は「これを機に、全国に茅ヶ崎と青年部の活動を知ってほしい」と話す。
期待高まる市内
そして、ファンや地域に衝撃が走ったのはその日の深夜だった。桑田さんが自らのラジオで9月27日(水)、28日(木)、30日(土)、10月1日(日)の4日間、茅ヶ崎公園野球場でライブを開催することを発表。翌日の朝刊には見開き広告が掲載されたほか、公式ウェブサイトでは「自分の『ふるさと』に対しての感謝や愛郷の念が、より一層深まっているように感じている」とメッセージを寄せた。
サザン通り商店街のなかにある「サザン神社」内のメッセージボードにはさっそく、茅ヶ崎ライブを喜ぶ声が。26日に同神社を訪れた女性は川崎市で居酒屋「いま何時!?」を営むなど筋金入りのファン。「神社に来られて超うれしい。ライブはぜひ参加したい」と声を弾ませた。
神社前に店を構える「茶商 小林園」の店主・小林健二さんは「人文字企画の日も参拝者は多かったが、ライブ発表のあった翌日(25日)はさらに倍近い来場があった」といい、「桑田君の影響力は凄い。茅ヶ崎をみんなで盛り上げる良い機会」と期待を寄せる。
また桑田さんの母校・茅ヶ崎第一中学校同窓会は、2000年の初開催時にゴミ箱を寄贈、前回はパブリックビューイングや球場売店の手伝いなどでライブをサポートしてきた。発表を受け同会役員の江澤城司さんは「一中の卒業生として、桑田さんやサザンは自慢であり誇り。久々に一中の同窓会メンバーが集まることができたら面白いし、きっかけを与えてくれたことをうれしく思う」と話した。
|
|
<PR>
茅ヶ崎・寒川版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>