茅ヶ崎市の4大イベントの一つで、県の無形民俗文化財にも指定されている夏の風物詩「茅ヶ崎海岸浜降祭」が7月17日(月・祝)の海の日に4年ぶりに開催される。
市内、寒川町の34の神社から子供神輿5基を含む39基が参加。「どっこい、どっこい」という相州神輿独特の掛け声が勇ましく響き渡り、早朝に行われることから「暁の祭典」とも呼ばれる。起源は諸説あるとされるが、少なくとも江戸後期には始まっていたとされ、1876年に開催を7月15日と定めるとともに名称も「浜降祭」に。1997年には例祭日が7月20日となり、2004年からは海の日に変更されている。
市内外から毎年多くの観客が詰め掛ける一大祭事だったが、新型コロナの感染拡大により、20年から3年連続で中止となっていた。
見どころは「お発ち」
神輿が神社を出発する「宮出」は市内では早ければ午前1時から始まり、合同式典は茅ヶ崎西浜海岸で7時から実施される。式典終了後の8時ごろから神輿が一斉に海へと向かう「お発(た)ち」(発輿)が行われ、9時に終了。神輿がみそぎをするのは入場時と式典後の帰路につく前の2回だが、祭典関係者は「海の状態によっては入らない場合もありますが、神輿の見どころとしては式典後の8時過ぎがお勧め」と話す。
併せて、「神社によって神輿の担ぎ方が違うので見比べてみるのも面白いし、神社を出発する前に暗がりの中で幻想的に行われる『宮出』も一見の価値がある。ぜひ、地域の神社に足を運んでその様子を見てもらえたら。4年ぶりの浜降祭を存分に楽しんでほしい」と呼び掛けている。
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