茅ヶ崎市役所で8月9日、デジタル庁主催の「マイナ保険証体験会」が開催され、河野太郎デジタル大臣も視察に訪れた。9月からすべての医療機関や薬局で、マイナンバーカード保険証を利用して受診できるようになることを受けて、利便性を体験してもらう狙い。自治体としては初開催となった。
会場にはこの日、カード読み取り機器を実際に使用できる体験ブースやマイナ保険証の使い方実践動画視聴コーナー、デジタル推進委員による相談受付も設置された。
体験した椚(くぬぎ)弘美さん(83、本村在住)は「マイナカードを入れて、表示されたものを選択するだけで簡単にできた。便利で使わない手はないと感じた」と話した。また河野大臣は「カードリーダーと顔認証を一度試してもらえれば、利便性が伝わるはず。転記ミスもなくなり手間も省けるので、茅ヶ崎から広がってほしい」と利用促進を呼びかけた。
マイナ保険証は、医療機関が過去の診療情報を共有して診断を受けられる、高額な医療費の一時的自己負担が不要になる、役所で限度額適用認定証の書類申請手続きが不要になる-などのメリットがある。
市デジタル推進課担当者は「マイナンバーカードの手続きの簡素化など、色々な場で活用できるよう取り組みを進めていく」と話した。
茅ヶ崎市内でのマイナンバーカードの交付率は73・2%、申請率は87・8%(ともに6月末時点)となっている。
マイナ保険証は2021年10月に運用がスタートした。医療機関などに対して、マイナンバーカードを健康保険証として利用できるシステムの導入が今年4月から原則として義務化。9月からは、すべての医療機関や薬局での利用ができるようになる。
キャッシュレス決済の登録、健康保険証との紐づけ、公金受け取り口座の登録でもらえる2万円分のマイナポイントの申込期限は9月末まで延長となっている。
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