茅ヶ崎中央ロータリークラブ(松岡慶純会長・以下RC)は5日、ルアンホールで9月第一例会を開催し、特別ゲストに埼玉西武ライオンズ前監督の辻発彦さんを招いて講演会を行った。
会にはフィリピン・マニラのRC会長、茅ヶ崎RC、茅ヶ崎湘南RCのメンバーら多くの参加者が詰め掛けた。
講演のテーマは「すべて青春の1ページと思って」。1984年にドラフト2位で西武に入団して12年、後に移籍したヤクルトスワローズで4年、合わせて16年のプロ野球人生を振り返った。
ルーキー時代は広岡達朗監督の厳しい指導のもと、主に守備の基本を徹底的に練習したことに触れ、「自分は下手だと思って入団したことが懸命な練習姿勢につながった。そうした積み重ねによって他人のプレーを見る力、そしてそれを盗む力を養うことができた」と辻さん。2017年に監督に就任するもフリーエージェントで主力選手が移籍することが多く、苦しい状況もあったが、「居るメンバーで強いチームをつくることが大切」と自身を奮い立たせたという。
また、コロナ下でのペナントレース争いも経験。「やっぱり、ファンあってのプロ野球だと痛感した。やっとファンの大きな声援が戻って来て、あの中で試合ができる選手たちは幸せ。だからこそ、最後の最後まであきらめないでプレーすることを求めた」と回顧した。現在は講演や執筆活動などで活躍。「こうした活動を通じて野球界への恩返しをしていきたい」と今後の展望を明かすと、聴衆からは大きな拍手が送られていた。
講演を受け、松岡会長は「野球を通じて誠実さや気力など人としてのパワーを聞かせていただいた。感無量」とし感謝の気持ちを示した。
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