デビュー45周年を迎えたサザンオールスターズの10年ぶり3度目となる「茅ヶ崎ライブ2023」が9月27日から10月1日にかけての4日間、茅ヶ崎公園野球場で開催され、映画館でのライブビューイングも合わせ27万人が熱狂した。故郷凱旋となった桑田佳祐さんはアンコール含む26曲を歌い上げライブを完走。茅ヶ崎を興奮の渦に巻き込んだサザンフィーバーは幕を閉じた。
27万人が酔いしれた
ライブ最終日の1日、午後5時の開演とともに同郷のスター・加山雄三さんの「君といつまでも」に乗せ、メンバーとステージに姿を見せた桑田さんは少しはにかんだ表情を見せた。2曲を歌ったところでマイクを取り、「お元気ですか。私は里帰りすることができました」とあいさつすると、客席から「お帰り」の声が飛んだ。その後も「夏をあきらめて」「いとしのエリー」など名曲の数々を披露。「そんなヒロシに騙されて」では原由子さんもステージ手前に飛び出し、桑田さんとのツーショットのシーンも。茅ヶ崎への愛が散りばめられた新曲「歌えニッポンの空」では、観客が決まりの「ありがっとう」と声を合わせ、桑田さんも「こちらこそだよ!」と応えると、笑顔を見せた。
「茅ヶ崎ありがとう」
終盤も「LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜」などヒット曲が並び、アンコールでも「勝手にシンドバッド」を含む4曲を熱唱。歌い終えた桑田さんは「たくさんの方のおかげで4日間を開催することができた」と喜びを示し「茅ヶ崎ありがとう。また帰ってくるよ」と深々と頭を下げると、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。
富山県から訪れた詩絵さんは「腸閉塞を患った時に当選の知らせを受けた。ショックだったが、周囲に助けられ、ライブに行くことを励みにして元気になることができた。もう感無量。また次のライブに期待したい」と感激した様子だった。
「茅ヶ崎ライブ」の開催は2000年、13年に次いで10年ぶり。4日間開催は初でチケットは先行応募段階で即完売だった。球場には各日1万8千人のファンが来場し、ライブビューイングも2日間で20万人を動員。茅ヶ崎が生んだ稀代のアーティストに、皆が酔いしれた熱狂の4日間だった。
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