茅ヶ崎市は10月23日、中学校給食を2024年10月から順次実施すると発表した。完全民間委託のデリバリー方式で、全13校のうち6校が来秋から、残り7校は25年5月からを予定している。
学校給食の栄養基準に沿って立てられた献立を委託事業者が調理する弁当箱方式で、ごはんと汁物は蓄温材を使用して温かい状態で提供する。事業者については今後、募集・選定する。
給食を受け入れる配膳室の整備が早期に整う梅田・鶴が台・浜須賀・中島・円蔵・萩園の6校は、24年10月の開始を目指す。第一・鶴嶺・松林・西浜・松浪・北陽・赤羽根の7校は、25年5月となる見込み。
保護者らがスマートフォン等から利用できる予約等管理システムを導入し、月だけでなく日単位で給食の予約ができるようになる。給食費は事前入金となり、クレジットカード決済、またはコンビニ払込票での支払いを想定。同じ形式をとっている藤沢市や鎌倉市では、1食あたり330円ほどで提供しているという。食物アレルギーや宗教上の理由等により給食を食べられない生徒は、家庭から弁当を持参する。
市は中学校給食について、20年に示した「茅ヶ崎市立中学校給食の実施方式のあり方」で、民間委託によるデリバリー方式による給食か、家庭から弁当を持参するかを選ぶ選択制デリバリー方式が「最も適した実施方式」とし、開始時期を最短でも27年としていた。しかし、県内の既存事業者を活用することなどにより、用地取得や調理施設を建設する時間を圧縮できることから、今年5月に行われた市議会全員協議会で、「できるだけ多くの中学校で24年度中の給食開始を目指す。残りについても25年度以降の速やかな開始を目指し、必要な準備事務を継続して処理していく」と発表していた。
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