茅ヶ崎市内在住の細野未貴さん(39)と、藤沢市在住の杉本翔子さん(31)が制作した絵本『もぐちゃんず』(みらいパブリッシング)が、このほど全国出版され、絵本作家デビューを果たした。ともに働きながら子育てに奮闘する2児のママで、構想から2年越しの出版に「親子で楽しく過ごすためのツールになれば」と話す。
同作はレストランを営むモグラたちが、ハプニングを明るく解決していく姿をユーモラスに描いたストーリー。歌あり、笑いあり、「ズコー!」とオチありの大人も楽しめる作品に仕上げた。
「息子の絵本を自分の手で」
2人は第1子出産後、子育てイベントで出会い、ママ友に。コピーライターとしてテレビCM制作に携わってきた杉本さんが「息子たちのために一緒に絵本を作ってみない?」と、細野さんに声を掛け、2021年夏から絵本制作がスタート。杉本さんがストーリーを、広告会社勤務で、絵やグラフィックデザインが得意な細野さんがイラストを担当した。
「せっかく作るなら」と絵本コンテストへの応募を前提に制作。3カ月足らずで仕上げた『ぶーたんのしりとり』は、第8回絵本出版賞優秀賞に輝いた。出版に向けてストーリーやキャラクターを何度も見直し、細部までこだわり抜き、今秋、4作目にしてようやく出版にこぎつけた。
12月13日には、辻堂で読み聞かせ会を実施。「作中に登場する『〜してるんかーい!ズコー』というフレーズは、何か失敗があっても笑いに変換できたり、子育てを気楽にする力があると思う。作品や読み聞かせイベントを通じて子育て支援ができたらうれしい」
対象年齢は3歳〜、1499円(税込)。全国書店やオンラインで販売。
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