茅ヶ崎・寒川 社会
公開日:2024.01.19
茅ヶ崎商工会議所青年部
石川県に物資を移送
駅頭では募金活動を展開
茅ヶ崎商工会議所青年部(以下YEG)は5日から8日にかけて能登半島地震の被害を受けた石川県に支援物資、支援金の移送を行った。
会員メンバーから支援金に加え、飲料水やカイロ、菓子パン、カップ麺などの食料品、ティッシュやトイレットペーパー、生理用品、おむつなどが集まり、併せて現地で不足しているとされるブルーシートを購入。5日夕方に2台のバンに全て積み込み、メンバー4人で石川県に向けて出発した。同日深夜2時に富山市内に入り、ホテルで一泊すると早朝、大きな地震に見舞われた。メンバーの一人、専務理事の瀬川政仁さんは「いつ何が起こるかわからない状態の中で、緊張感が高まりほぼ寝られなかった」と振り返る。
富山市から石川県に近づくと、半壊、全壊した建物が散見されるように。道路は一部が陥没し、落下したまま放置された乗用車の姿や鳴りっぱなしの踏切など被害の大きさがうかがえた。その中で救急車がひっきりなしに走り回る姿には「一人でも多くの救出を願うばかりでした」
富山市を出発して約7時間後の午後3時過ぎ、石川県内の補給施設に到着。待ち受けた人々から労いを受けると、バンから物資を下ろし倉庫に運んだ。帰路の時間も考慮し、長居することはなかったが、現地の人たちからたくさんの感謝の声があったという。
YEGは11日にも茅ケ崎駅周辺で募金活動を実施。1月中の毎週木曜は募金活動を行う方針で、さらなる支援の輪を広げる考えだ。瀬川さんは「被災地では道路から家屋にまで被害が大きかった。支援は皆で取り組むことが大切。被災地に心を寄せてもらい、少しでも支援をお願いしたい。茅ヶ崎YEGでは今後も継続して支援を行いたい」と話している。
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