茅ヶ崎市内在住の写真家・小林鉄斎さんが市美術館(東海岸北1の4の45)で2月11日(日)から18日(日)まで、初の個展となる「鉄斎現代アート展」を行う。入場無料。
同展では市内在住の芸術家・岡田嘉則さんがモデルの女性の体をキャンバスに見立てて生み出す「からだ絵」とのコラボレーション作品のほか、文学、神話をテーマにした作品など40点を展示。小林さんは「耽美で魅惑的な世界観を楽しんでもらえれば」と話す。詳細は同館【電話】0467・88・1177へ。
日本代表に2作品選出
加えて、小林さんはこのほど、プロ写真業界で「写真の世界大会」とされる「ワールドフォトグラフィックカップ2024」で2作品が選ばれた。選出は自身3度目。
選ばれたのはルポルタージュ・フォトジャーナリズム部門の「神田祭」とナチュラルポートレート部門の作品(無題)。「神田祭」は神田明神への宮入の場面をとらえたもので、浮世絵的な雰囲気をのぞかせる。もう一つは泉鏡花の戯曲「夜叉ヶ池」に登場する妖怪の一人を表し、表情の豊かさを生かした。2作品とも個展で展示される。小林さんは「『世界で通用するものを』と日本をモチーフに制作しているが、高みを目指す思いを作品から感じてほしい」と話す。期間中は小林さんも在廊する。
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