茅ヶ崎市は2月6日、市内出身のプロサーファー・松田詩野さん(21)と「スポーツ振興に関する協定」を3月16日に締結すると発表。締結式は東海岸小学校で行われ、茅ヶ崎市サーフィン協会主催のホノルル茅ヶ崎姉妹都市事業・グロメッツ(次世代サーファー)育成プログラムも同時開催される。
市は2023年度から、全国や世界の舞台で活躍するアスリートを応援するとともに、市のスポーツ振興への協力を求めようと、協定締結に向けた動きを進めており、松田選手は、ケイリン女子の佐藤水菜選手、BMXフリースタイルパーク女子の内藤寧々選手に続いて、「茅ヶ崎市スポーツアンバサダー」3人目となる。今後は、サーフィン競技の普及・振興やスポーツを通じた次世代育成、健康増進に関して、相互に協力していくことになる。
有名プロらによるトークショーも
今回の締結式は、東海岸小学校体育館で午前8時30分から行われる。締結式の後には、茅ヶ崎サーフィン協会が主催する「ホノルル茅ヶ崎姉妹都市・グロメッツ育成プログラム」が開催される。プログラムでは、パリ五輪内定を祝した壮行会のほか、牧野拓滋プロによる講演、「ハワイと茅ヶ崎のサーフィンの歴史」や、日本を代表するプロサーファー大橋海人さんのトレーナー・横手貞一郎さんによる講演「サーフィンの身体操作と可能性!」、松田選手や大橋選手ら3人(予定)のプロサーファーによるトークショーを予定している。参加無料。同協会の三橋一已理事長は「茅ヶ崎でサーフィンをする大人も子どもも集まってほしい」と呼び掛けている。
パリ五輪出場23日に本決定
松田選手は昨年、パリ五輪日本人選手内定第1号を獲得。両親の影響でサーフィンを始めたのは、6歳の時。初めて参加した教室でボードに立つことができ夢中になった。中学3年でプロデビューし、日本代表U-16にも選出。19年には第1回ジャパンオープンオブサーフィンで初代女王となり、以後5年連続で日本代表入りしている。20年東京五輪目前では、惜しくも出場権を逃してしまったが、昨年6月のISAワールドサーフィンゲームスでアジア最高位を獲得して、パリ五輪出場をほぼ確実にした。華麗なレールワークを得意とし、近年は力強いダイナミックなターンが評価されている。
松田選手は、2月23日から3月3日にかけてプエルトリコで開催される大会・ISAワールドサーフィンゲームスに出場すれば、五輪出場が決定する。
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