茅ヶ崎在住のプロサーファー・松田詩野選手と茅ヶ崎市とのスポーツ振興に関する協定締結式が3月16日、東海岸小学校で開催された。
締結式で佐藤光市長は「努力してきた全てを開催地のタヒチに置いてきてほしい」とエールを送ったほか「3人目のスポーツアンバサダーとして、環境問題など未来を考えるのが茅ヶ崎のサーファーだと発信してくれれば」と語った。松田選手は「自分がしてもらったように、次世代も世界に羽ばたけるよう支援していきたい」と話した。
会場には老若男女100人ほどが応援に訪れ、子どもたちからの「大きな波は怖くないの」等の多くの質問に、松田選手は「挑戦しないと次も乗れない。失敗しても大丈夫と思ってチャレンジすることが大事」とメッセージを送った。
地元プロとトークショー
また同日、昨年パリオリンピックの出場内定第1号となり、今月出場が正式決定した松田選手の壮行会も、茅ヶ崎サーフィン協会が主催して行われた。
壮行会には、市内出身のプロサーファーが集結した。牧野拓滋プロが「ハワイと茅ヶ崎のサーフィンの歴史とつながり」と題した講演を開催。100年近く前の日本でのサーフィンや、茅ヶ崎館に眠っていた貴重なサーフボードについてなどを、写真とともに紹介。身体の使い方講演も行われた。
プロのトークショーでは、五輪開催地となるタヒチ島チョープーの裏話や、松田選手が世界の波に挑戦し始めた頃の話を引き出した大橋海人プロが「シャイかと思いきや、負けん気とメンタルの強さを持っている」と評価するなど、盛り上がりを見せた。松田選手は「世界戦と五輪の違いを痛感している。出場への思いは強く、特別な舞台で悔いのない試合ができるよう、五輪までできるだけ現地の波で練習し挑み、メダルを獲って恩返ししたい」と話した。
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