５月１１日・１２日に行われるアロハマーケット２０２４の実行委員長を務める 石井 政輝さん 萩園在住 38歳
一番は｢茅ヶ崎のために｣
○…茅ヶ崎を代表するイベントの一つ「アロハマーケット」。過去には５万人が来場した人気イベントで、その運営のリーダーを担う。今年は茅ヶ崎市とホノルルとの姉妹都市締結10周年でもあり、ハワイからの出店は最多。「ぜひこの機会にハワイを身近に感じてもらえたら」
○…海岸環境団体でイベントに参加しているうちに声を掛けられ、２００６年に茅ヶ崎アロハ委員会に入会。元々、アメリカの音楽や文化が好きだったこともあり、同イベントの運営に惹かれていった。以前は湘南祭と同日開催だったが、東日本大震災で自粛ムードとなって湘南祭は中止に。それでも計画停電の不便な中で会議を重ね、開催にこぎつけた。「とにかく楽しみにしている人の思いにこたえたい一心だった」と振り返る。22年もコロナで市内４大祭りが中止となる中、工夫を凝らして開催した。
○…萩園生まれの萩園育ち。農業高校を卒業後、ギター好きが高じてエレキギターを製作する専門学校に進むと、「サーフボード型ギター」を作り上げたことが話題となり、メディアの注目を集めた。ただ、音楽の世界には飛びこまず、今は父とともに「おイシイ農園」を営み、好評のミニトマトを提供している。３姉妹と妻との５人家族で、「家族と過ごす時間が一番ほっとする」と笑う。
○…今週末に開催が迫る中、円滑な運営に思いをめぐらせる。「これまで周りの皆がフォローしてくれたから委員長を務めてこられた。今年も一丸となって来場者を楽しませたい」と意気込み、節目の今回は「コロナ前のにぎわいになるはず」と期待を寄せる。一番は「茅ヶ崎のために」。来場者に茅ヶ崎をより良く思ってもらえるよう周到に準備し、笑顔で待つ。
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