現代アーティスト・フランシス真悟さんの国内初となる大規模個展「フランシス真悟『Exploring Color and Space-色と空間を冒険する』」が茅ヶ崎市美術館で開催されている。その関連イベントとして、真悟さんと画家の門田光雅さんとの「ゲストトーク」が5月18日、同美術館2階アトリエで行われた。
アメリカ・サンタモニカ生まれの真悟さん。何層にもおよぶ色の重なりや、色彩の微細な組み合わせによって、独自の絵画空間を創り出し、世界的に活躍する。ゲストの門田さんも抽象絵画で注目を集めており、この日のイベントは真悟さん自身が熱望して実現した。
対談では門田さんが「真悟さんの作品は光の使い方がすごく繊細。そぎ落としたなかに人間の存在そのものへの探求があることが魅力」と語ると、真悟さんは「言葉にすることは難しいが、絵画を通じて自分の精神的・感情的エネルギーを表現していると感じている」と話した。
また、参加者から「抽象絵画は見る人の解釈が多様だと思うが、自分の意図と異なっていた時、どのように考えるか」と質問されると真悟さんは「さまざまな解釈があっていいと思う。自分が意識している以外のものを受け手が感じていることは、とても興味深い」と返した。
関連イベントも
同展の会期は6月9日(日)まで。開館時間は午前10時から午後5時(入館は4時30分)。月曜休館。
またアーティスト自身が作品を紹介するアーティストトークが6月1日(土)に、担当キュレーターが展覧会の魅力を紹介するキュレータートークが6月2日(日)にそれぞれ予定されている。各日午後2時から約45分。いずれも参加無料で事前申し込みも不要。
(問)同館【電話】0467・88・1177
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