意見広告・議会報告
県政報告 55 小出川の整備を進めています 寒川町選出 山 本 哲
ここ数年、秋の台風のみならず、梅雨時期の活発化した前線に線状降水帯が発生し、災害をもたらしています。昨年は6月初旬に台風2号の影響で活発化した梅雨前線により、四国や近畿、東海地方で線状降水帯が発生し大きな被害をもたらしました。また、6月末から7月にかけての梅雨前線による長雨でも九州北部や中国地方などで線状降水帯による記録的な豪雨に見舞われました。こうした激甚化・頻発化する豪雨災害ですが、今後、予測される温暖化の進展を踏まえれば、本県でも河川の整備などの対策を更に加速させていく必要があります。
浸水被害の発生
寒川、茅ヶ崎を流れる小出川では、古くは昭和41年の台風4号や昭和51年の台風17号、平成16年の台風22号により、川沿いの住宅地が浸水する被害が発生しています。近年も、台風等による大雨のたびに増水しており、平成26年の台風18号に伴う豪雨では小出川が氾濫し、寒川町の岡田地区を中心に、床上、床下合わせて約80戸の浸水被害が発生しました。こうして、過去に度々、浸水被害等が発生しています。
河川整備の推進
県では、小出川の護岸や遊水地の整備を重点的に進めています。現在では、寒川の岡田地区で川幅を広げる整備を進めているところで、今年度末までに右岸側の川幅の拡幅と、護岸の整備を完了させます。また、来年度には、対岸の整備も完了させる予定。このことにより、平成26年に甚大な浸水被害が発生した、岡田地区では、被災当時に比べ、2倍以上の水を流すことが可能となり安全性が向上します。そして、茅ヶ崎の行谷地区では、まとまった用地の確保が出来たところから、遊水地の掘削工事を令和4年度より着手しました。今後、県は2割ほど残る用地の取得に取組み、令和12年度の完成を目指します。小出川遊水地の貯留量は約9万㎥、洪水調節量は20㎥/sの規模。茅ヶ崎市選出の桝晴太郎県議とも連携しながら力強く進めていきます。
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