ライフセービングの日本代表32人がこのほど発表され、そのうち茅ヶ崎から5人が選出された。8月20日から9月8日にかけてオーストラリアで開催されるライフセービング ワールドチャンピオンシップ2024に、日の丸を背負い出場する。
選出されたのは、オープンに西山俊選手(35・共恵)、オープン女子代表キャプテンに名須川紗綾選手(32・南湖)、ユースでは浜地櫂依選手(16・常磐町)と富田優佳子選手(17・松が丘)、動力船を使った競技IRBには富田和佳子選手(21・同)。
全日本最年少優勝も
選考対象となる最後の大会、サーフカーニバル第37回全日本ライフセービング種目別選手権大会(6月・静岡県下田市)で茅ヶ崎勢が活躍した。
今回7回目の代表選出となった西山選手は、サーフスキーでは終始トップをキープし、そのままゴール。ボード・スイム・サーフスキー・ランの4種目を全てつないで行う最も過酷な種目オーシャンマンでは、ボードで2位につけ得意のスイムで首位を奪還。最後のサーフスキーでさらに差を広げ優勝。圧巻の試合運びを見せ2冠を達成した。
名須川選手もサーフスキーに出場。「描いた通りの展開」で、こちらも首位を譲ることなく優勝し、世界選手権出場4度目の貫禄を見せた。オーシャンウーマンで5位、ボードレースでは8位に入賞している。
ボードレースに出場した浜地選手は、スタートにミスがあったが、じわじわと順位を上げ最後の直線で選んだコース取りに波が来て首位でゴール。同大会最年少での優勝となった。オーシャンマンでは7位入賞。
富田和佳子選手はオーシャンウーマンで6位に入り、サーフレースでも6位入賞した。妹の優佳子選手は、同大会で入賞はなかったが、ユースの選考基準となる神奈川選手権U-18で2位となり代表入りした。
チーム目標は総合5位。西山選手は「個人で決勝、団体でメダルを獲る」、名須川選手は「メダルを獲りチーム目標に貢献」、浜地選手は「世界最高峰の舞台で、強い日本を示す」、姉妹で選出された和佳子選手は「メダルを獲り、総合は3位を狙う」、競技を始めて約1年半で選出された優佳子選手は「出場する全てで決勝進出」と目標を語った。
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