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茅ヶ崎・寒川版 公開:2024年7月26日 エリアトップへ

久良美園芸井部友彦さん 風船で届いた種からカスミソウ 厚木市の小学生にプレゼント

教育

公開:2024年7月26日

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(左)普段は農家として野菜を育てている井部さん、(右)風船に付いていたメッセージ
(左)普段は農家として野菜を育てている井部さん、(右)風船に付いていたメッセージ

 厚木市立清水小学校の子どもたちにこのほど、約50株のカスミソウが寄贈された。贈り主は寒川町倉見で久良美園芸を営む井部友彦さん(47)。その過程にはさまざまな偶然があった―。

 話は今年2月16日にまで遡る。井部さんはこの日、自宅前のしげみに赤い風船が落ちているのを発見する。拾ってみると、清水小学校の校名とともにメッセージカード、そしてカスミソウの種が付いていた。実はこの風船、同校の150周年を記念して児童たちが飛ばしたものだった。

 現在はオクラやナス、サツマイモなどの野菜を育てる井部さんだが、祖父の代はスイートピーなどを育てていた園芸農家。「自分のところに飛んできたのも何かの縁かもしれない。農家として絶対に咲かせたい」と感じたという。「せっかくなのでたくさん咲かせて贈りたい」と、自らカスミソウの種を買い足し、約60株を育て始めた。

 2月下旬に蒔いた種は4月4日に無事発芽。「毎日心待ちにしていたから、うれしくてちょっと泣いちゃったよ」と振り返る。7月になり少しずつ開花したことから同校に連絡し、経緯を説明した。笠昇校長は「温かい気づかいに感謝したい」と話す。こうして贈られたカスミソウは7月19日の終業式で子どもたちに「サプライズ」披露。併せて井部さんが制作した発芽から開花までの動画も流された。子どもたちは「飛ばした種が立派に育ってうれしかった」と話した。

 井部さんは「子どもたちの喜ぶ顔を思い浮かべながら一生懸命育ててきた。大切なものが巣立っていった感覚で、さみしさもあるが、うれしさもある。まさか自分がこんな素敵な経験をできると思っていなかったので、子どもたちにお礼を言いたい」と笑顔を見せた。

カスミソウを持つ清水小の児童や教諭
カスミソウを持つ清水小の児童や教諭

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