茅ケ崎駅北口のイトーヨーカドー茅ヶ崎店が来年1月5日に閉店する。1979年の開業から45年。駅北口の商業を支えてきた地域の顔の幕引きに、多くの買い物客から惜しむ声が上がった。
同店は、もともと醤油醸造業を営んでいた(株)カギサンがフランチャイズ事業に舵を切るなかで、建設した商業ビルのキーテナントとして開業した。店舗面積は1万2011平方メートル。現在、専門店街にはマツモトキヨシ、日高屋、ロッテリア、カギサン酒店など19の店舗が出店している。同ビル敷地内ではピザレストランで人気を博したシェーキーズ茅ヶ崎店が営業していたが、昨年8月31日に閉店している。
買い物客から驚きの声
1日、店内には「45年間のご愛顧ありがとうございました」と記された閉店を知らせる掲示物が貼り出され、買い物客は足を止めて驚きの声を上げたり、掲示物を見入る姿が見られた。専門店街の一部の店主によると、「これからこの場所はどうなるのか」と質問する買い物客が多く詰め掛けたといい、「皆さん最後は残念そうに話していた」としている。
閉店後の建物等の活用方法は8月1日時点で発表されていない。
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