一般社団法人寒川町建設業協会の会長に就任した 中内 靖修（やすなり）さん 寒川町岡田在住 55歳
建設業界に新たな風を
○…寒川町内の建設業20社が所属する（一社）寒川建設業協会の会長に、５月の総会を経て就任した。50年近い歴史を持つ同会を、「町民のライフラインを支えるという誇りを持ち、地域のために貢献したいという思いで集まった団体」と表現する。町とも災害応急対策に関する協定を結び、有事の際には破裂した水道管や道路の補修など迅速に対応する。「今後も町役場や会員同士の相互交流を重視し、活動していきたい」
○…少子高齢化による人材不足や働き方改革など、建設業界は変化の波にさらされている。「難しい課題だが、まずは実情を把握し、知恵を出し合って建設業界に新しいスタイルを開拓したい」と力強く語る。「若い世代に建設業を魅力的に感じてもらえることにつながれば」
○…相模原で生まれ育つ。高校時代に水道業者でアルバイトをしていたこともあり、大学卒業後に管工事や水道施設工事、土木工事を３本柱に事業展開する（株）勝栄工業（寒川町田端）に入社した。一度は独立したが、代替わりする際に「戻ってきてほしい」と請われて再び同社へ。２０１２年に３代目代表取締役社長に就任し、「地域とともにまちづくり」をモットーに、奔走している。妻と娘２人の４人暮らし。「妻と娘は旅行にいったりしてるけど、僕はなかなかね…」と苦笑い。忙しい日々を過ごす中での楽しみは仕事仲間と行くゴルフだ。
○…仕事で大切にしていることは「お客様ファースト」。施主の満足度が高いほど次の仕事へつながっていく。だからこそ社員教育にも力を注いでいるという。「我々の仕事は多くの人が関わり完成までこぎつけている。これからを担う世代にも仲間の大切さを伝えていければ」
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