寒川町では、22の自治会が地域防災に取り組む。中でも積極的に活動している団体の一つ、一之宮ソフィア自治会(猿渡修悟会長)は、8〜9階建てのマンション5棟・457世帯で構成されており、マンションならではの防災に取り組んでいる。
同自治会では、災害時にエレベーターが使用不可能になることを想定し、非常用階段避難車を導入。椅子に座った状態で上階から下階への避難をサポートする。さらに、担架では搬送が難しい狭いおどり場でも対応可能なハンディストレッチャーを各棟に配備。防災訓練で使用方法などを確認している。
また、備蓄品を保管する防災倉庫の設置場所にも工夫を凝らした。同自治会は、寒川町洪水ハザードマップによると、最大3mの浸水が想定される地域のため、通常の防災倉庫の他に、発電機や食料、水などは各棟2階に防災ロッカーを設置し保管している。「濡れたら困るものに配慮した」と猿渡会長。
住民台帳や要支援希望者などは、パソコン上で管理。転出入も反映し、常に最新の状態を保つ。また、インターフォンの全戸放送システムを安否確認にも役立てている。
猿渡会長は「共助を育むのが自治会としての仕事。防災訓練やお祭りなど今後も活発に活動していきたい」と話した。
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