約5500世帯が自治会に加入する茅ヶ崎市小和田地区では、同地区まちぢから協議会防災部会が中心となり、平時からの災害対策に力を入れている。
安否確認で関係作り図る
今年6月には、恒例となっている「安否確認訓練」を開催。大地震の発生を想定し、揺れが収まった後の行動として、家の前に専用のタオルや「無事ですカード」等を出すことで安否確認を行った。
結果は組長や防災リーダーが中心となって速やかに集計し、小和田小学校に設けられた本部に報告された。関係者は「訓練を通じて、普段からあいさつを交わせる関係を作りたい」と話す。
また、同地区では火災クラスターの発生が懸念されるため、訓練に合わせて、「感震ブレーカー」(震度5強以上の揺れを感知すると自動で電気を遮断する装置)などに関する説明会を実施した自治会も多かったという。
防災訓練時に避難ルート確認
また10月20日(日)には、自治会連合会主催の防災訓練が予定されている。
参加者は各自治会が設定している「一時(いっとき)避難場所」に集まった後、市が定める広域避難場所への移動を体験する。
地域によっては湘南カントリークラブや赤羽根中学校など、高台の施設が広域避難場所に指定されていることから、子ども連れの人や高齢者がスムーズに移動が可能か、またルート上に倒壊が危惧されるブロック塀や家屋がないか、などを確認し共有する予定という。
小和田地区まちぢから協議会防災部会長の豊田幸子さんは「地域ぐるみで信念を持って、実際の災害発生を想定した防災活動に取り組んでいきたい」と話している。
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