茅ヶ崎エフエム(エボラジ/89・2MHz)は、茅ヶ崎・寒川エリアの住民にとってより密着したコミュニティFMとなるため、地域防災力の向上を目的とした取り組みを続々と打ち出している。7月には防災情報を通知する機能を持つ公式モバイルアプリをリリースしたほか、9月1日には近隣市町村のコミュニティFM局を結んで特別番組を生放送する。
エボラジはインターネットのサイマル放送で聴くことができたが、このアプリにより電波環境にとらわれず、スマートフォンで別の操作をしながらでも高音質な放送が楽しめるようになった。
さらにこのアプリは、防災情報を茅ヶ崎・寒川エリアの住民にいち早く届けることを大きな目的としている。通知設定をすれば、緊急時に速やかに住民の安全確保に向けた防災情報がプッシュ通知される。
8月の地震時など情報通知
アプリの運用を開始した7月以降では、8月8日に宮崎県沖で発生した大地震で南海トラフ地震が起こる可能性が高まった際や、台風7号の接近時などで、茅ヶ崎市から発信された地域情報を確認するよう、登録者に対してプッシュ通知が実施されている。
同局ではアプリが住民の防災用ツールの一つとして活用されることに期待を寄せる。
近隣FM局結び生放送
防災の日である9月1日(日)には防災意識を高めるための特別番組として、「SAVE CHIGASAKI〜湘南をつなぐ防災と備えを学ぼう!〜」を生放送する。午前10時から午後1時。
番組ではラジオ放送とアプリを連動させたテスト配信なども実施。エボラジパーソナリティの政井マヤさん、石本沙織さんがメインパーソナリティとなり、佐藤光茅ヶ崎市長、近隣市町村のコミュニティFM(鎌倉市・平塚市・小田原市・大磯町)の関係者をゲストに迎え、これまでの防災体験や湘南地域での防災上の提言を伺う。
同局の担当者は「昨今の防災に対する備えや知識について茅ヶ崎市役所としっかり連携し、市民の皆さんにお届けしていく。 緊急情報は公式アプリのプッシュ通知でお知らせするとともに、放送へとつなげていきたい」と話している。
同局のホームページでは過去に放送した防災特番をまとめた動画も公開中。状況に応じた判断基準が紹介されている。
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