神奈川県立鶴嶺高校バレー部の土屋栞南子さん(3年)と渡邊文乃さん(2年)が、8月24日・25日に東京都立川タチヒビーチで開催された「関東高等学校ビーチバレー大会」に出場した。
夏はビーチバレー、冬は6人制と「二刀流」で活動している同部。2人は高校からビーチバレーを始めた。「室内とは違って自然に影響されやすいところが難しい」と話す。
ペアは顧問の金子隆教諭の指名だったが、「学年の差はあるけれど、もともと仲の良かった」という2人はめきめきと頭角を表した。掲げた目標は「関東大会出場」。6月からは週3回程度、平塚や鵠沼の海へ練習に出向き、ビーチに体を慣れさせていったという。
迎えた県大会は、初戦から自分たちの流れを作る好調な滑り出しで3連勝した。準決勝では強豪横浜隼人高校ペアと戦い、常にリードを許したまま敗戦したが、3位で目標の関東大会出場を決めた。
念願の関東へ
関東大会の1日目は4チームが総当たりする予選リーグで3位。国体や選手権でも好成績を残している東京の強豪ペアとの対戦では「大差の負けも覚悟していた」というが、安定したブロックと思い切ったプレーで13点を奪い「楽しんでやりきれた」と笑顔。2日目は各リーグの3位同士がトーナメントで対戦。千葉県の高校との準決勝は15対21で敗戦し、決勝に惜しくも届かなかった。
土屋さんは「引退前の最後の大会で、強豪校と試合ができてとてもいい経験だった」と話し、渡邊さんは「関東の舞台で技術的にも学びがたくさんあった。これを今後に生かしたい」と話した。金子先生は「基礎から真面目に練習を積み重ねてきたからこそ出場できた関東大会だった」と振り返った。
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