長谷川書店が茅ケ崎駅北口そばのネスパ店6階ギャラリーで毎月第3火曜日に開催している「絵本とおはなし会」が、10月15日(火)で300回目を迎える。長谷川静子店長は「これからも絵本を通じた親子のふれあい、子どもたちの心の成長の機会を提供できたら」と話す。
催しが始まったのは、1998年9月。長谷川さんは「学級崩壊のニュースが毎日のように流れていて、書店として本を通して親と子が心ふれあう時間を作れたらと考えた」と振り返る。
イベントでは毎回テーマに沿った絵本を7〜8冊選び、ボランティアが読み聞かせを行う。合間にはわらべうたを歌ったり、パネルシアターを上演。コロナ禍中を除いて毎月開催してきた。
今では「子どもの頃、絵本とおはなし会に参加していた」という若者が来店したり、参加していた母親がスタッフになったケースも。長谷川さんは「長く続けたことで家庭に本がある環境づくりに少しは貢献できたのでは」と微笑む。
10月15日に節目
300回の節目となる10月15日は、特別に2部構成で開催する。午後3時から。
第1部「絵本とおはなし会」では「1、2、3…」をテーマに『いちくん にいくん さんちゃん』など、数字を題材とした絵本を読み、第2部「わらべうたであそうぼう!」では茅ヶ崎市在住の童話作家、荒川薫さんと一緒に身体を動かしたり、手遊びをしながらわらべうたを楽しむ。
長谷川さんは「こんなに続くとは思っていなかったが、これからも本と出合うきっかけをつくり続けたい」と話している。詳細は同店【電話】0467・88・0008へ。
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