茅ヶ崎や寒川などを活動拠点とした中学硬式野球チーム湘南寒川リトルシニア(酒井明広監督・部員64人)が、58チームで争われた「2024オリエンタルフーズカップ南関東支部秋季大会」を勝ち進み、関東大会出場を決めた。
8月下旬から約1カ月にわたり開催された同大会。湘南寒川は初戦、沼津を相手に敗退。敗者復活戦に回ると、そこから怒涛の4連続勝利を収め、関東代表の座を獲得した。
代表決定戦の相手は掛川。先制するものの、4回裏で勝ち越しを許し2対3に。その後、相手に2点追加され、2対5で迎えた6回表。レフト線を鋭く破るツーベースヒットに続き、ホームランを放ち同点に追いつくと、7回表で1点追加し6対5と逆転に成功した。そのまま点差を守りゲームセットを迎えると、選手らは両手を上げ喜びを爆発させていた。また、「全員が一つになっていた。感動の逆転劇だった」と観客席からも大歓声があがった。
湘南は、「文武両道を目指す」酒井監督が寒川町内で野球アカデミーや学習塾を運営し、選手が野球に打ち込める環境を整えてきた。今チームは「明るく団結力がある」といい、酒井監督は、「ピッチャーを中心とした守り勝つ野球で関東を戦い抜き、全国出場を目指したい」と話した。
関東大会は10月13日(日)から始まる。
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