何よりも平和を築くために―核戦争を起こさせない― 衆議院議員・立憲民主党 阿部知子
2000年に国会議員となった翌年、米国のアフガニスタン攻撃を前に友人の中村哲医師を国会にお呼びしたのは、干ばつに苦しむアフガニスタンへの空爆を止めたい一心でした。今また、中東でイスラエルの攻撃がパレスチナからレバノンへと拡大し、不穏な情勢です。一度始めた戦争が止められない、ウクライナやパレスチナでも犠牲者は増えるばかり、とりわけ子どもや女性です。
日本にできることは何なのか。私はもともと小児科医、そして昔から国際医療支援にも関わってきたので、停戦と人道支援のための国会決議を上げるべく、超党派の議員に働きかけ、実現しました。
私たちの暮らすアジアでも、台湾有事や北朝鮮のミサイルに備えるとして軍事力の強化が唱えられます。しかし核戦争の脅威も迫る中、北東アジアでの非核地帯こそ重要。日韓の連携をこれからも模索していきます。
ストップ温暖化農地を守る
地球温暖化の中で、激甚災害が日本列島を襲っています。温暖化防止のための二酸化炭素削減も待ったなし、加えて環境保全は何よりの防災対策です。海、山、森林、川などは大事な守るべき私たちの財産です。
近ごろ、スーパーからお米が消える、新米は出たけれど高いなど、主食の米が危うくなっています。農家にしっかりお米を作ってもらうための農家の戸別所得補償制度が必要です。また、農地はその保水力で災害対策にも役立ちます。
健康保険証の存続を
一方的に推し進められている健康保険証の廃止への不安や反対の声は強く、存続させてマイナ保険証と両方使えるようにすべきです。健康保険証は保険で医療を受けるためのもの、国民皆保険を守ることにもなります。
産後ケアを拡充
社会が命を育む力を落とし、子どもを生み育てにくい時代になっています。少子化が加速していますが、政府の打ち出す対策の大半は現金給付です。しかし、子どもを産む選択がなかなかできない理由は、非正規雇用など、若い人たちの不安定な働き方や、保育など子育てを支える制度の不備もあります。何よりまず出産後の母子をサポートする産後ケア制度をもっと広めて、安心して育児に取り組める体制を作りたいと思います。とにかく、グッドスタート!
10月8日寄稿
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