92歳の現役スイマーの青野聖子さん(茅ヶ崎市柳島在住)がこのほど「日本スポーツグランプリ」の水泳の部に選ばれたのを受け8日、佐藤光市長を表敬訪問した。
日本スポーツグランプリは長年にわたるスポーツの実践と顕著な功績を挙げた人に授与されるもので、青野さんは神奈川県で唯一選ばれた。主催者からは「多くの人に希望と感動を与え、他のスイマーの模範になっている」との評価を得ている。青野さんは他にも昨年、一昨年のねんりんピックに出場。85歳以上区分で、25m、50m自由形で2年連続優勝、最高齢者賞に輝いている。
表敬訪問では、佐藤市長から「スポーツクラブでは週に何回練習するのか」と問われると、青野さんは「5回」と即答。続けて、「水曜日は泳がないで筋力トレーニングをして、1時間30分くらい汗を流すの」と聞いた佐藤市長は頭を下げて感服した様子だった。
また、青野さんが通うスポーツクラブの関係者から、青野さんは60歳までプールで泳いだことがなかったのに加え、スタートの際、台の上から飛び込むといったエピソードが明かされると、出席者からは感嘆の声が上がった。高齢になるとスタート台から飛び込むのを敬遠する人が多いとされる中、青野さんは「だって飛ばないと損するから。あれぐらいは平気なの」と笑った。
「健康なまちの象徴」
来年の目標は「ねんりんピック出場」と意気込む青野さん。「まずは11月の大会を頑張って、来年のねんりんピック選考会で良い成績を出して本戦に出場したい。頑張ります」と決意を示した。
佐藤市長は「青野さんは茅ヶ崎が健康なまちである象徴。ぜひこれからも健康に気を付けて頑張っていただき、来年もまた結果をお聞きするのを楽しみにしたい」と期待を込めた。
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